マイズナー・テクニックの概要

相手に集中して、よく見てよく聞いて、繰り返し繰り返し、

相手から来る印象を“どう感じるか”を相手に言う。

レッスン

<<第一段階:繰り返し>>

二人で向かい合い、“相手に関して何を感じたか”ということをその相手に言う。もう一方の相手は、その同じ言葉を使って繰り返し相手に言う。これを何回か繰り返します。そうして繰り返しながら、自分に起きてきた感情をその言葉に乗せて相手に言います。

これは全てではありません。しかし、それは何かの始まりなんです。しかも、これが全ての段階の最も重要な基礎になります。



<<第二段階:打ち込める作業>>

一人が何か作業をします。 この時、作業をする人は自身が楽しむことができる繊細な作業を完成させようとします。もう一人は外からドアをノックして入ってくる。その後は一段階と同じ。ただし、一人は作業をしながらやります。



<<第三段階前半:理由と目的>>

第二段階に加えて、作業をする人も、ドアから入ってくる人も“個人的に重要な理由と目的”を持って行う。その後は第三段階と同じ。



<<第三段階後半:感情準備>>

第三段階前半に加えて、その理由と目的に必要な“感情準備”を持って行う。その後は第三段階前半と同じ。

※心理学的な感情移入ではありません。



<<第四段階:関係>>

第三段階に加えて、互いの関係を持って行う。その後は3段階と同じ。この段階は“シーン”と同じになります。



<<第五段階:キャラクタリゼーション>>

第四段階に加えて尚且つ、その人物に必要な特徴を持って練習する。その後は第四段階と同じ。

その他:ムーブメント・呼吸法・発声など




シーンスタディー


台本の中のト書きは無視し、台詞の中から詳細な状況設定を把握する。

台詞を読む場合、表現や抑揚を考えず声も出さずにやる。

台本の読み合わせは、台本と無関係なことをやりながら練習する。例えば喫茶店またはレストラン等で食事をしながら、あるいは公園で散歩しながら。

その後、台本の状況設定を使って練習します。



上記はあくまでも概要です。人の感受性は様々であり、したがってレッスンの進行は人によっては多少違うことがあります。しかし決して俳優としての優劣ではないということを予めご理解ください。

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